「全力を尽くせば、必ず手にする喜びがある」。教育者として、どんな時にもこの事を伝え続けています。
私の特殊なスポーツ体験や経験が誰かの役に立つのか、アスリートとしてのチャレンジはとても特別なものでした。アスリートとしての時間に専念していた頃は、その体験をスポーツ以外の分野でどのように生かせるか、考えることが多くありました。大きな成果に喜ぶこともあれば、うまくいかずに落胆し、葛藤を繰り返した経験も数多くあります。これらの経験は、スポーツだけでなく、人生のあらゆる場面で多くの方が直面するものだと感じています。
スポーツの体験を振り返り、成果を得るためには苦しい道を通る必要があることを痛感しました。苦しい時には自分のことでいっぱいになりますが、それでも誰かのために考え、行動することができると気づきました。個々の経験は時に特別なものであるかもしれませんが、全力で向き合ったからこそ伝えられるメッセージがあるのだと思います。自分が乗り越えるべきハードルや、身につけるべき心の強さについて、お互いに体験を共有することで、「自分にも、きっとできる!」という希望を持つことができると信じています。努力し、達成する精神を持ち、多くの方の可能性を広げることを願い、研究や教育の現場に立っています。
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