研究者として |
アスリート時代、私はスポーツ心理学にとても興味を持ちました。どのようにすれば競技会で実力を出せるのか。競技会で思ったようなパフォーマンスが発揮できず、その度に、「メンタルタフネス(心理的面の強さ)」の大切さを痛感することが多くありました。実業団アスリートになって3年目、母校の中京大学で大学院修士課程に入学し、スポーツ認知行動科学を専攻します。競技的なシーンで実力を発揮するための、心理的なコンディショニングについて研究と実践を重ねました。博士後まで進み課程後期まですすみ、2006年に単位取得満期退学をしました。 2012年、研究活動は引退後に本格的に研究活動を再開します。自身の競技特性に着目し、記録の評価方法の研究を行いました。そして、研究のジャンルの幅を広げ、スポーツとアンチ・ドーピングについての研究も積極的に推進しています。スポーツの価値を守る大切な研究だと感じています。 |
□主な研究 |
http://sports-performance.jp/paper/1527/1527.pdf |
▶ Effects of Neuroticism on Partial and Whole Body Reactions under Stress.(原著論文) |
http://www.davidpublisher.org/Public/uploads/Contribute/560a345659d41.pdf |
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▶ Effects of Face Guard Design in Contact &Collision Sports on Static and kinetic Visual Acuity. (原著論文) ▶ 力量調整課題の短期記憶における筋感覚的イメージの干渉効果. □学会発表等 ▶ 2014年5月 第63回日本鍼灸学会(パネルディスカッション) 鍼灸と脈診で身体を整える ▶ 2014年8月 第7回アジア・南太平洋スポーツ心理学会(シンポジウム・英語発表) Psychological support for Tokyo 2020 After closing of Athletes life: Multidirectional angle to consider about retirement in sports. ▶ 2015年3月 第27回ランニング学会大会(シンポジウム) スポーツと女性 ▶ 2015年10月 第125回中部日本整形外科・災害外科学会(特別講演) アスリートとスポーツ医学の関わり ~五輪チャレンジの経験から~ ▶ 2015年11月 第13回日本胎児医療学会学術集会(特別講演) 女性アスリートと医学 (2016年8月現在) |
執筆活動 |
執筆活動では、医療従事者である医師やアスレチックトレーナーと共に医学系専門誌の連載や、新聞でのコラム連載の機会を頂いています。スポーツ障害・外傷、婦人科疾患など、様々な経験を事例として提供、共有しながら、より良いスポーツ医学となるための貢献を目的としています。スポーツ以外にも、愛猫とのエピソードを綴ったコラム連載や、自身の体験とエビデンスを合わせた医療・健康・スポーツに関するウェブコラム連載などの機会にも巡り合いました。自分が活動するチャンスもありました。広く、様々な分野での執筆の機会を頂いています。 |
□著書 □コラム執筆 |
http://www.yomiuri.co.jp/life/animal/pet/20150611-OYT8T50035.html |
▶ 読売オンライン・ヨミードクター |
https://yomidr.yomiuri.co.jp/column/murofushi/yuka/ |
▶ 月刊Sportsmedicine(連載中2015年11月~連載中) |
http://www.fujisan.co.jp/product/1281680338/ |
*ベーシック・コレクティブエクササイズ動画配信 |
http://www.mmssm.jp/msm_series/collective_exercise/ce000.html |